ボストン美術展『西洋絵画の巨匠たち』
世界で有名な画家のフルコースであるボストン美術展に行ってきました。
場所は六本木ヒルズ、森タワー52階の森アーツセンターギャラリーです。
ボストン美術館から、16世紀から20世紀にかけて活躍した有名画家の油彩画80点が展示されていました。
これだけの作品が揃って展示されるのは、極めて稀であり、貴重な美術展だったと思います。
なんせ、海外に貴重な文化遺産を運ぶというのは、作品にとっても、その作品を所有する国にとっても、美術館にとっても、かなりのリスクを背負うからです。もちろん莫大な保険が掛けられているとは思いますが・・・
ゴッホやミレー、レンブラント、モネ、ピカソ、セザンヌ、ルノワール。
一度は耳にした事がある、画家の作品がズラリ。
画家が描く世界観の差が見れて面白かったかな~
私はデッサンは好きなのですが、色を塗るのが苦手でした・・・。
見ている色を、自分で中々作れないというのがあって、色を塗ると自分のイメージとは違う作品に仕上がってしまうんですね。
デッサン力だけはピカ一だったので、中学はデッサンのテストで毎回満点だったのです。
鉛筆の濃淡だけで、デッサンするのが得意だったのです。
そういう観点から見ると、書道は黒白と濃淡と余白の世界。
自分に合っていたのかもしれません。
だから、自分の思い通りに色を作れる人が羨ましいですね。
おっと、ここでPhotoshopでやっちゃえばいいじゃないっていうのはナシですよw
デジタルで絵を書くのもありですが(;´▽`A“
そんなわけで、入場料は1500円と割高でしたが、1枚は従兄のお兄ちゃんから招待券をゲットしていたので、1人分で済みました(*^-^)
もうちょっと安くしてくれればなぁ~(;´Д`A “`
学芸員の質が悪かった
美術館で良く、作品の近くで監視している人がいますよね?
あの人たちは大抵、学芸員が監視しているのですが、監視者としては失格かなと思いました。
※監視者は、学芸員の卵やバイトの可能性も高いですが…。
というのも、監視者は展示品を守る人で、
手で触ろうとしたりする、マナーの悪い人を注意する人でもあるのです。
今回、ボストン美術展ないでは貴重な絵画が展示される事もあり、かなりの監視者の人数がいました。
絵画の前は、一応床に線が引かれて、その線の外で鑑賞者は鑑賞する事になります。
大きい作品もありましたので、ポールを立てるのは、万が一ポールが倒れて作品を傷つける事になったらマズイのでNGだったのでしょう。
線だけだと、ついつい線を忘れて中に入って見入ってしまう鑑賞者もいます。
そういう時、監視者は鑑賞者に対して注意をするのですが、
この注意の仕方がまずかった。
鑑賞者に『近づかない』で下さいと注意するのに、
監視者がわざわざ他の作品を見ている人の前を通って、
線の中に入って、作品の目の前で注意してどうする。。
作品に対して注意を払うのだったら、後ろから声かけて注意すれば良いものを。
もし作品の目の前でコケて、作品を傷つけたら、どう責任を取るんだろう?
学芸員失格だなと思った次第です。
私が注意されたら、まずそう注意し返すなぁ。
一応、学芸員の資格は持っているので・・・作品に対する扱いなどかなり教わりました。
考古学に関しては、良い先生もいましたし、大学で博物館もあったので、考古学を勉強する上ではとても良い環境の大学でした。
テレビなどで、展示品とか古文書とか、学芸員が手袋しないで直接手で触って紹介する最悪のケースを良く見かけるのですが、レプリカなら良いですが、
正直、『ない』と思っています。
『直接ものを触る時は必ず手袋をする事』と教わったからです。
いっつも、このケースを見るとあそこの美術館の学芸員の質は悪いなと思ってしまうんですね…。
色々勉強していると、展示の仕方とか、光の当て方とか、解説の仕方とか、色々大学で教わったので、目に付いてしまう。。
折角の良い展示品も、学芸員の質が悪ければ、展示品も傷むし、見せ方も下手なのです。
と、展示品だけではなく、展示品に置かれている環境も鑑賞している私なのでした。
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ボストン美術館秘蔵 スポルディング・コレクション名作選
- 幻の浮世絵コレクション
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浮世絵の愛好家にとって、このスポルディング・コレクションは6500点という作品数もさることながら、寄贈の際、ボストン美術館での展示を許さないという厳しい条件で保存してほしい、という要望により「幻の浮世絵コレクション」と呼ばれてきました。それが美術印刷に定評のある日本写真印刷と小学館の努力によって日本に居ながらその代表作と対面できる僥倖を得ました。
大判の錦絵の歌麿も良い発色が感じられます。その特徴とも言える紫は絶妙の色合いでした。保存状態の良さが伺えます。春信の淡い色もよく残っています。多くのコレクションを美術館で観てきましたが、春信の一連の作品はまさしく保存状態の良さを比較する上でも大切な指標となる作品群でしょう。
写楽も52点収容しているようですが、本書では175から176ページにかけて小さなサイズで23点を掲載するに留まっています。広重の『名所江戸百景』の「請地秋葉の境内」が初摺と8種類の後摺を掲載したり、「池鯉鮒 首夏馬市」の異版を載せたりという専門家の視点で編集されているのが分かります。北斎も広重も代表作を含めて紹介しています。
多くの研究を重ねてこられた小林忠氏の監修ですから、解説は信頼に足るものですし、アン・ニシムラ・モース氏の論考はそのコレクションの成り立ちを分かりやすく伝えるものでした。フェノロサに始まり、ビゲローや美術商の林忠正も絡んできます。なにより高名な建築家のフランク・ロイド・ライトがこのコレクションの形成に大きな役割を果たしてきたことは知りませんでした。この10ページの論文は浮世絵好きにはたまらない逸話が収められています。
紙質、印刷、解説全てに満足感が得られる美術書です。by sasabon
Date2010-04-04
歌麿 抵抗の美人画 (朝日新書)
- 新しい歌麿像
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新たに公開されたボストン美術館のスポルディング・コレクションの歌麿作品400点を使い、記録がほとんど残っていない歌麿の生涯を再現している。著者は、この公開に関する番組を作成したNHKのディレクターで、取材の過程で歌麿の知られていない側面に興味を持ち、歌麿が美人画を得意とする優男という従来の通説に対して、権力に対する抵抗の画家という見解を打ち出している。盟友蔦谷重三郎と共に寛政の改革を進める松平定信へ抵抗するという構図で歌麿の生涯を辿っている。状況証拠と想像力だけで生涯を描いているが、概ね納得できる骨太で創造力豊かな新しい歌麿像を打ち出すことに成功している。
by kazyx
Date2009-03-01 - 抵抗への思い入れ
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歌麿の生涯を、絵師としての成長を軸に、新書版にしては丹念に辿っている。浮世絵の最大の美人画絵師であることは知っていても狂歌、黄表紙に挿絵をかくことから出発し、役者絵も書いていたのかと初めて知る人も多いはず。
副題にある「抵抗」の件は、以前に部分的に読んだことあったが、この本の方が詳細に説明されているので、興味深く読んだ。幕府の風紀取締りに、あの手この手ですり抜け、「抵抗する」歌麿。微笑ましいように思えたが、最後には、思わぬ理由で捕まり手鎖の刑で心身を弱らせる。
著者は、栃木の旧家で発見された肉筆画「女達磨図」の発見に立ち会った一人である。この発見の経緯はわくわくしながら読めた。この「女達磨図」は口絵にある。
ただ読んでいて、若干の「抵抗」を感じるのは、著者の歌麿への思い入れが強いせいか、部分的に想像力を働かせすぎているように感じてしまうことか。by プラテーロ
Date2009-02-02






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