Museumlog+* – 美術館鑑賞

ロトチェンコ+ステパーノア ロシア構成主義のまなざし

東京都庭園美術館入口に立てかけてあった看板

東京都庭園美術館で、4/24~6/20まで開かれていた『ロトチェンコ+ステパーノア ロシア構成主義のまなざし』を見てきました。

従兄のお兄さんから招待券をもらったので、最終日に見に行きました (。・x・)ゝ

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今回初めて、東京都庭園美術館に行きました。
普段は上野や銀座などの美術館なのですが、今回は目黒駅近くの東京都庭園美術館です。

始めは意味不明な絵画や、点と線の芸術で、???が頭の中であったのですが、全体の作品を見とおしていくと、なるほどという1本の道筋がありました。

アレクサンドル・ロトチェンコとワルワーラ・ステパノーアは、夫婦で共に芸術をお互い刺激しあいながら道を歩んでいったようです。

点と線で書かれた絵画の芸術が、日常生活の身近なものの中に活かされていった様子が良く分かりました。
時に、点と線は光と影に化け、立体に化け、遠近も表現し、平面のデザインにも化けていく様子が分かりました。1つの作品では分からなかったと思います。

色々な作品を通して、あぁ~これが色々な部分に繋がっていくのだと感じました。
しかも、作品を書くにあたって、全て・・・手書きです。
曲線もコンパス?を使った跡もあって、鉛筆で書かれていた部分を消していたりしていて、
作品を書いた痕跡がちゃんと残っているのです。

今の時代なら、イラレでちょちょいのちょいで終わってしまうものを、
正確に、そして線も一定の太さで、曲線を手書きで書いていくなんて・・・考えられない。

この時代、本当に点と線や曲線をきちんと正確に身につけないと、
デザインに繋がったのだなぁ~と。

人が生活する上で身近なものにデザインを見出していこうとしていきます。
例えば、この点と線と曲線が、光と影になり、照明器具に活かされています。
これが凄いな~と思いました。

ステパノーアは一方で、衣服の模様デザインに力を入れて行きます。

ロトチェンコの作品で手に入れた品々

ポストカードを数枚買いました。
ロトチェンコのデザインを見ていると、シンプルな中にデザイン性があり、色使いもシンプル、っその限られた中でのデザインの優れた部分がとても素晴らしく思う。
当時はロシア革命の時代。
もちろん、今の時代のように、色が豊富で簡単に作れる時代ではないし、
世の中が大変な中、派手を制限されていた時代だと思う。

その限られた中で、究極のデザインを求めていったのが、ロトチェンコとステパノーア。

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