国の教科書に出てくるような有名な土偶が集められた国宝土偶展に行ってきました!
場所はなじみの上野駅、東京国立博物館。
大英博物館に貸していた土偶たちが戻ってきて、
さらに国内展として、そのまま開いたもの。
一番の見どころは、
国宝の『縄文のビーナス』 『合掌土偶』『中空土偶』の3点と、
重要文化財指定の25点で、有名な亀ヶ岡遺跡から発掘された『遮光器土偶』も含まれています。
会場は結構混んでいました。
2月21日(日)まで開催されているのにも関わらず、
この時期になっても、この混雑具合だとすると、やはり相当の人気だと言えます。
土偶と埴輪の境目
土偶の分布が面白いことに、
東北と関東から長野あたりが多いんですね。
九州に行くと埴輪になるんですなぁ。
面白いことに、考えてみると、
東北には埴輪がないような・・・。
そして、関東では土偶も埴輪も出土されているはず。
九州には土偶はないような・・・。
時代は違っても(土偶と埴輪の出土時期)、
現代と違って、人の移動も少なかったでしょうし、
情報や文化の流れの速さも遅かった影響でしょう?。
そういう見方をしてみると、ちょっとおもしろいですね。
土偶の役割
土偶の役割には、祭祀や豊穣、出産、神像、女神像、精霊など色々諸説がありますが、
私的には、神道の源になったものだと思います。
神道…Wikipediaから引用
神道は太古の日本から信仰されてきた固有の文化に起源を持つ宗教である。日本列島に住む民族の間に自然発生的に生まれ育った伝統的な民俗信仰・自然信仰を基盤とし、豪族層による中央や地方の政治体制と関連しながら徐々に成立した
古代のロマンですなぁ?。
だから古代は好きなんですねぇ?。
想像するだけでお腹いっぱいです。
昔、毎日新聞に古代関係の連載があって、これがまた面白かった。
まだ記事を大事にしまっています。
抜けてしまった分は、わざわざ図書館にコピーしにいったくらい(((^^;)
文字がない時代に、後世にそれを残したかった場合、何に残そうと思いますか?
それは、ズバリ、形にして残そうとした。
というお話です。
土器に神話が描かれている。
そんな内容の記事でした。
イザナギとイザナミのお話だったかな。
これは、日本でのお話ですが、
私は大学の時、これに触発されて、
中国バージョンで、卒業論文を書きました。
論文ページ数は原稿用紙300枚くらい書いたかも。
夢中になって書いていたら、そんなにいっちゃったのでした…。
もちろん、Aもらいました(((・・;)
もう一回新聞の切り抜き読み直したいなぁ。
当時は、私これが読みたいが為に、自分で新聞を買ってました…
親は読売新聞(((^_^;)
今は新聞とっておらず、
ネットの方が情報は速いけれど、
新聞の方が後から発見についてのコラムや特集やってくれたので、中身が濃かったんだよね。
ネットは一時のもので、すぐに流れちゃう感じ。
図録も買って、ポストカードも買って大満足
毎回美術館に行くと、図録を買います。
今回の図録は大満足です!!
だって、1度は本物を見てみたかった『遮光器土偶』も見れたし、
全国で有名な土偶達が、集結して図録として載っているんですよっ!
もう幸せ気分で帰りました♪
おでこくんは、ミュージアムショップで販売していた、
1万円くらいの『遮光器土偶』のレプリカを本気でほしがっていました。
私はむしろ、『縄文のビーナス』の文鎮にちょうどいい感じの、置物。
あれは・・・玄関にかざっておきたかった・・・
5千円していたので、我慢したけど。
というか、図録とかポストカード買って、お財布空っぽになった(o_△_)oギャフン
でも、心は満たされた状態でしたw
毎回思う、ここを改善してほしい!
毎回感じる問題点は、展示物を見るのに、中々進まない…こと。
これももっとスムーズに見れるように改善してくれないかな・・・。
毎回思うんですけれどね(;´Д`A “`
展示物の裏は見せてくれているのに、
照明は裏までうまくまわしてくれていないし、
展示物の説明も裏に置かれていない始末。
照明が明るすぎるのも展示物を痛めてしまう原因になってしまうのですが、
そこはうまく配置してくれればいいのに・・・
学芸員さん、気をまわしてくださいよというのがちらほら。
何とかならないのかな~・・・。